インターネットを快適に使いたいとなると、気になるのが「どれぐらいの通信速度が必要なのか?」という点です。
必要な通信速度は、Webサイトの閲覧やゲームのプレイなど、用途によっても異なります。ご自身の使い方に合わせて、必要な通信速度が確保できるインターネット環境を選ぶ必要があります。
本記事では、快適にインターネットを利用するための通信速度の目安や、回線の種類ごとの通信速度の目安などを紹介します。
更新日:2023.12.7
まずは、通信速度の基本として、通信速度の単位と、通信速度の「上り」「下り」の意味を解説します。
インターネットの速度を表す単位には、「bps(ビーピーエス)」が用いられます。bpsは「bits per second(ビット・パー・セコンド)」の略で、1秒間に送受信できるデータ量(bit)を表します。
実際によく用いられるのは、bpsの100万倍にあたる「Mbps(メガ・ビーピーエス)」と、10億倍にあたる「Gbps(ギガ・ビーピーエス)」の2つです。
1Mbpsは、1秒間に0.125MB(=1Mbit)の送受信ができる速度です。1000Mbps(=1Gbps)の通信速度があれば、1秒間に125MBのデータ量の通信ができます。
一方でGbpsは、Mbpsの1000倍を表す単位です。5Gや光回線の通信速度など、1000Mbpsを超える通信速度を表す際には、Gbpsがよく用いられます。
通信速度には、「上り」と「下り」の2種類があります。上りはデータのアップロード、下りはデータのダウンロードをそれぞれ表します。
「上り」の通信には、メールやLINEの送信、InstagramやTwitterへの投稿、YouTubeへの動画投稿、ライブ配信などがあります。ご自身のスマホやパソコンからデータを送る通信は、全て「上り」の通信です。
「下り」の通信には、メールやLINEの受信、WebページやSNSの閲覧、YouTubeのストリーミング、音楽やアプリのダウンロードなどが挙げられます。ご自身のスマホやパソコンからデータを受信する通信は、いずれも「下り」の通信です。
ほとんどの方は「下り」の通信を頻繁に使うことになるので、通信速度を確認する際は、まずは下りの通信速度をチェックすることをおすすめします。ライブ配信や動画投稿など、大容量のデータの送信が必要な方は、上りの通信速度も合わせて確認しましょう。
動画の視聴や、オンラインゲームなど、利用用途ごとにどれぐらいの通信速度が必要になるかみていきましょう。快適にインターネットを使用するために必要な通信速度の目安は、次の通りです。
用途 | 通信速度の目安 |
---|---|
メールやLINEなどでの送受信 | 1Mbps |
Webサイト・SNSの閲覧 標準的な画質の動画の視聴 |
10Mbps |
4Kなどの高画質な動画の視聴 | 30Mbps |
パソコンのオンラインゲーム | 100Mbps |
音楽のストリーミング | 320kbps |
メールやLINEの送受信であれば、1Mbps程度の速度があれば、基本的にストレスなく使えます。
WebサイトやSNSの閲覧については、ページ内の画像や動画の有無など、ページごとのデータ量によるところも大きいですが、10Mbps程度の通信速度があれば、多少重たいページも含め快適に利用できます。
動画の視聴も、標準的な画質の場合10Mbps程度の通信速度があれば基本的には十分です。ただし、4Kなどの高画質な動画となると、30Mbps程度の速度が必要になります。
パソコンでオンラインゲームをする場合には、100Mbps程度の速度が目安です。オンラインゲームをプレイするとなると、通信速度の条件はほかの用途に比べて少し厳しくなります。
オンラインゲームをプレイする場合には、通信速度と合わせて「Ping値」も重要です。
Ping値は、通信を送って応答が返ってくるまでの時間(ms)を表す数値です。Ping値が小さいほど、応答が早く、オンラインゲームがプレイしやすい環境といえます。
広いジャンルのゲームを快適にプレイするとなると、30ms程度が必要なPing値の目安です。FPSや格闘ゲームなどシビアなレスポンスを求められるゲームをプレイする場合は、15ms以下が目安となります。
逆にボードゲームやカードゲームなどPing値が厳しく求められないジャンルのみプレイする場合は、50~100ms程度でも基本的には十分です。
インターネット回線の種類ごとに、実際にどれぐらいの通信速度が実測されるのか、目安を紹介していきます。目安の数値は、次の通りです。
スマホの通信速度の目安は、事業者などによって異なりますが、4Gで受信する場合で~150Mbps前後です。
スマホの通信速度は、通信環境によっても大きく左右されます。屋外で電波の強度も強い場所では、通信速度が速くなりやすいですが、地下や建物内、ビル群のエリアなど電波の届きにくい場所では、通信速度が遅くなることが多いです。
一方で5Gの通信速度は、~500Mbps程度です。5Gのエリアはまだ拡大中の段階ですが、5Gに接続できれば4Gに比べてさらに高速な通信も可能になります。
光回線の通信速度は、多くのプロバイダーで最大1Gbpsです。工事を実施して回線設備を自宅に導入することが必要になりますが、比較的安定して高速通信を行うことができます。実効速度の平均値の目安は、~500Mbps程度です。
固定回線としては、現在利用される機会が少ないですが、電話回線を用いたADSLという通信方式もあります。ADSLの通信速度は、下り最大50Mbps程度で、実効速度としては10Mbps程度です。なお、ADSLの各サービスはフレッツ・ADSL、Yahoo! BB ADSLで既に新規受付を終了しています。
モバイル回線によるサービスとしてはスマホのほかに、「モバイルルーター」や「ホームルーター」もあります。
モバイルルーター、ホームルーターの実効速度の平均値は、4Gなどで~150Mbps程度、5Gで~500Mbps程度です。5Gに対応するサービスが登場し、以前に比べ、さらに高速な通信も可能になっています。
インターネット回線の通信速度が遅いと感じた時の、よくある原因と対処法は、次の通りです
まず、契約しているインターネット回線自体が問題の可能性があります。契約先のインターネット回線の通信速度がそもそも遅いのであれば、乗り換えも検討したいところです。
また光回線の場合、回線事業者ではなくプロバイダーに原因がある可能性もあります。回線の契約と合わせてプロバイダーの確認が必要です。
そのほかマンションで光回線を利用する場合、配線方式の問題の可能性もあります。
各戸まで光回線で接続する「光配線方式」ではなく、一部に電話回線を利用し、かつ回線も建物内でシェアとなる「VDSL配線方式」となると、通信速度が比較的遅くなる傾向があります。どうしてもストレスを感じる場合は、ホームルーターなど別の通信手段への乗り換えも含めて検討しましょう。
モバイル回線の場合は、利用場所での電波状況も速度が遅くなる原因になり得ます。特にホームルーターで電波の入りが悪い場合などは、契約先の乗り換えも検討することをおすすめします。
そのほか通信障害の影響で、通信速度が一時的に低下している可能性もあります。通信障害の発生状況は契約先の公式サイトなどで確認できるので、通信障害が疑われる場合は確認しましょう。
回線速度が遅い原因には、スマホやパソコンなどの端末側の問題の可能性もあります。
特に古い端末を使用している場合は、端末の処理能力が低いために動作が遅く、結果として通信速度が遅いと感じる場合があります。古すぎる端末を使用している場合には、新しい機種への買い替えも検討しましょう。
また、「複数のアプリを同時に立ち上げている」「セキュリティソフトや常駐ソフトが多数起動している」など負荷のかかる使い方をしていると動作が重くなり、結果として通信速度が遅いと感じる原因になります。心当たりのある方は「使わないアプリをこまめに終了する」「不要なソフトを削除する」など、利用方法を見直しましょう。
光回線の場合には、ルーターの問題も考えられます。
ルーターの不具合が疑われる場合には、まずは再起動を試してみましょう。再起動でルーターの状態がリセットされれば、不具合を解消できる可能性があります。
熱がたまって不具合を起こしていることが疑われる場合には、電源をオフにした後に時間を置いて、十分に放熱させてから再び起動させましょう。
また古いルーターの場合、スペックや機能の不足や、最新の通信規格に対応していていないために通信速度が遅い可能性もあります。ルーターを購入してから年数がかなり経っている場合には、新しい通信規格に対応する最新のスペックが搭載されたルーターへの買い替えも検討しましょう。
通信速度が遅く、スマホの使いづらさを感じている方には「LINEMO」がおすすめです。
LINEMOでは、ソフトバンク回線を利用したキャリア品質の高速通信が、オンライン専用ならではの格安料金で利用できます。追加料金なしで5Gが利用できるのも注目のポイントです(※1)。
LINEMOの通信やサービスの特徴は、次の通りです。
LINEMOは、ソフトバンク回線と同じ回線を利用しているため、キャリア品質の高速通信が可能です。
格安SIM(MVNO)の場合は、大手キャリアから回線を一部借りてサービスを提供するため、回線混雑時には通信速度が低下しやすい傾向があります。回線が空いている時間帯はキャリアとの体感の差は少ないですが、お昼時や通勤通学時などの回線の混み合う時間帯になると、キャリアと比較しての速度差が実感されるケースが多くなります。
LINEMOはソフトバンクと同一ネットワークのため、回線混雑時も快適に通信できます。格安料金でキャリア品質の通信が使えるのは、LINEMOならではの魅力です。
LINEMOでは、追加料金なしで5Gの通信(※2)が利用できます。
料金プランはスマホプラン、ミニプランの2種類です(※3)。いずれも月額基本料のみで5Gが利用可能です。5G接続時には、高速大容量のデータ通信で、高画質の動画の視聴もアプリのゲームも快適に楽しめます。
スマホプラン | ミニプラン | |
---|---|---|
データ量 | 20GB | 3GB |
月額基本料(税込) | 2,728円 | 990円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ量超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大300kbps |
契約後のプラン変更 | ミニプランに変更可能 | スマホプランに変更可能 |
また、LINEMOでは「LINEギガフリー」も追加料金なしで利用できます(※4)。こちらは、LINEのトーク、音声通話、ビデオ通話など機能がギガ消費ゼロで利用できるサービスです。
なおLINEMOで5Gの通信を利用する方は、お手持ちのスマホが5G対応端末であるか、LINEMOの対応している端末であるか、この2点は確認が必要です(※5)。対応している端末は、こちらのページからご確認頂けます。
LINEMOではソフトバンク回線を利用しているため、対応エリアは5Gも4Gもソフトバンクと同じです。都市部はもちろん、郊外や山間部まで、全国の広いエリアで電波がつながります(※6)。
なお、5G通信対応エリアは今後も拡大していく予定です。5Gのエリア状況は、LINEMO公式サイト内の対応エリアのページからご確認ください。
今回は用途ごとに必要な速度の目安や、回線ごとの通信速度の目安を紹介しました。
通信速度としては、30Mbps程度があれば、高画質の動画の視聴も含めた幅広い用途に対応可能です。さらに100Mbps程度あるとパソコンのオンラインゲームも楽しめます。オンラインゲームではPing値も重要なので合わせて確認しておきましょう。
料金が安くて通信品質の高いスマホの契約先を探している方には、LINEMOがおすすめです。ソフトバンク回線によるキャリア品質の通信で、快適にインターネットが使えます。
なお、利用者の声に注目して乗り換え先を決めたい方も、安心して契約先として選ぶことができます。スマホの乗り換え先で迷っている方は、ぜひLINEMOを検討してみてはいかがでしょうか。
※当ページの内容は公開日時点の情報です。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。