お手持ちのスマホの設定画面の中に「モバイルデータ通信」の機能を見つけ、どんなものなのか、オフにするとどうなるのかなど、気になっている方もいるかもしれません。
携帯電話回線の通信を使うためには、モバイルデータ通信の設定はオンにする必要があります。ただ一方で、モバイルデータ通信をオフにすることで一定のメリットもあるので、このあたりは知っておきたいところです。
本記事では、モバイルデータ通信とは何か、オフにするとどんなメリットがあるのかなどを解説します。
更新日:2023.7.21
モバイルデータ通信とは、携帯電話会社が提供する回線でのインターネット通信のことです。
iPhoneやAndroidなどのスマホ端末にSIMカードを挿入し初期設定を行うことで、携帯電話会社の4Gや5Gのモバイルデータ通信が利用できるようになります。
モバイルデータ通信をオフにすると、携帯電話回線でのデータ通信がオフになります。Wi-Fiに 接続していない場合には、インターネット自体が使えなくなります。
ただし、モバイルデータ通信がオフの場合、あくまでデータ通信のみ停止となるため、音声通話の使用は可能です。電話をかけることも電話を受けることもできます。また、SMS(ショートメッセージ)の送受信も可能です。
なお、光回線やホームルーターなどのWi-Fi環境であれば、モバイルデータ通信がオフであってもWi-Fiに接続してインターネットを使用することはできます。
あくまで、携帯電話回線のデータ通信が使えなくなるだけで、音声通話、SNS、Wi-Fiなどは使えるということです。
モバイルデータ通信をオフに設定すると何が良いのか、そのメリットをみていきましょう。
モバイルデータ通信をオフにすることで電波を探すことがなくなり、バッテリー消費が抑えられます。
山間部やビルが密集するエリアなど電波がつながりにくい場所にいて、かつバッテリー残量も少ないのであれば、モバイルデータ通信をオフにしましょう。
モバイルデータ通信とデータローミングをオフにすることで、海外での通信によって高額請求が発生するリスクに備えることができます。
海外など、契約している携帯電話会社の電波のエリア外に行った時に現地の携帯電話会社の電波で通信できる仕組みを「データローミング」といいます。
データローミングは、契約中の料金プランとは別に料金が発生します。気付かない間にデータローミングによる通信をしており、帰国後に高額な通信料金が発生していることが発覚するケースもあるため、注意が必要です。
海外で携帯電話回線による通信を利用する予定がない場合は、スマホの設定画面からモバイルデータ通信とデータローミングをオフにして、データローミングに繋がらない設定にしましょう。
iPhone、Androidのそれぞれについて、モバイルデータ通信のオン/オフを切り替えるための設定方法をみていきましょう。
iPhoneでモバイルデータ通信のオン/オフを切り替える方法は、次の通りです。
1.「設定」>「モバイルデータ通信」の順に選択
2.モバイルデータ通信のスイッチのオン/オフを切り替える
Androidでモバイルデータ通信のオン/オフを切り替える方法は、次の通りです。
1.「設定」>「モバイルネットワーク」の順に選択
2.「モバイルデータ」のスイッチのオン/オフを切り替える
モバイルデータ通信がつながらない原因は、主に次の3つが挙げられます。
この後で、詳しくみていきましょう。
気付かないうちに、モバイルデータ通信の設定をオフにしている可能性があります。
前項で紹介した設定方法を参考に、モバイルデータ通信のオン/オフを確認してみましょう。
携帯電話回線のエリア外にいて、モバイルデータ通信ができない可能性もあります。
画面上部に表示される電波状況をチェックし「圏外」になっていないか確認してみましょう。
契約先の携帯電話会社の回線で、通信障害が発生しているために、モバイルデータ通信が使用できないケースもあります。
通信障害の情報は、ご自身の契約先の携帯電話会社の公式サイトなどで確認できます。モバイルデータ通信以外で、インターネットに接続できる状況であれば、通信障害の情報を確認してみましょう。
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この記事では、モバイルデータ通信について解説しました。モバイルデータ通信は、携帯電話回線でのインターネット通信を指します。
モバイルデータ通信をオフにすると、携帯電話回線でのデータ通信は使えなくなりますが、音声通話やSMSは使用できます。オン/オフの切り替えは、スマホ画面の設定内の「モバイルデータ通信」などの項目から可能です。
モバイルデータ通信への理解を深め、より快適に携帯電話回線でのインターネットを使用していきましょう。
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